「第60回JAXAタウンミーティング」 in 伊勢

行って来ました。
前回行ったのは、第32回尾鷲市だったので約30回ぶりです。

立派な施設です。

「だいち」の衛星写真と、ISSやHTVの説明などのパネル展示。

宇宙食展示。カレーとかサバの味噌煮とか。

宇宙食展示。黒飴!?

パンフレットのセット貰いました。「はやぶさ」だけ紙質が高級。


尾鷲市の時は、登壇者が喋って最後に少し質問と言う形式でしたが、
今回は登壇者が15分くらい話題提供をして、後は質問コーナーと言う形式。
どんな質問や叱咤激励をしても良く、多くの意見が寄せられました。
今回の方式の方が一般の人にはウケが良く、楽しめると思いました。


会場の様子。開始20分前。


[登壇者]
JAXA理事の瀬山賢治氏
宇宙研教授の佐藤毅彦氏
JAXA広報部長
JAXAコーディネータ(進行役)
の4人


[第1部]
瀬山氏がJAXAの活動について簡単に説明。(流す程度でした。)
・ロケットの事。→H2Aでロケットが半額になったよとか、イプシロンを開発してるよとか。
・衛星の事。→「いぶき」の紹介や「地球の出」の映像流す。
宇宙基本法の事→5年で2.5兆の予算。衛星30機以上飛ばすって事だけど、現状そんなに予算が付いてないので無理です。
・予算の事→他の宇宙機関に比べて安いよ。
・宇宙飛行士紹介→3人引退したので、3人補充しました。
ISS計画の事→2020年まで使います。
・教育の事→全国の学校回って、宇宙教育してるよ。


質問コーナー
Q1:固体と液体の使い分けは?(H2の部品作った人が質問←すげー)
A :固体はコスト安で、構造が簡単。 液体はコスト高いが、軌道投入精度が高い。


Q2:予算はなんで安いの?
A :アメリカとソ連は冷戦という歴史的背景があるので、予算が多い。JAXA選択と集中でやって行きます。


Q3:近未来的、将来的な展望は?
A :有人やりたい!有人用の新ロケット作りたい。月探査、有人基地を作りたい。
衛星を単発でやるんじゃなくて、シリーズ化したい。


Q4:JAXAの技術で優れている点は?
A :いぶき等のセンサー技術や、はやぶさ。(←へー。センサすごいのか!)
残念ながら、まだ特定の分野でしか世界水準に達していない。


Q5:宇宙は日常的じゃないよね?
A :カーナビ、GPS気象衛星なんかは宇宙技術を日常的に使っているよね。


Q6:宇宙ゴミはどうなの?(←みんな宇宙ゴミすきだなぁ)
A :減らしたいよね。衛星なんかは25年くらいで落とす様にしていく。


Q7:広報をしっかりしろ。なぜ衛星が故障したかなどの情報が欲しい。
A :金星探査機「あかつき」は、調査中なのでもう少しまって欲しい。
広報は、機関誌JAXA'sを配布出来るように考えてる。(←送料必要です。)
筑波に「スペースドーム」作ったよ。(←行きたいです><)


Q8:JAXAって何の略?
A :Japan Aerospace Exploration Agencyです。


Q9:ISSって2020年以降はどうするの?
A :未定です。でも、2020年以降も使うと思うよ。ポストISSも未定。


Q10:H2A,Bの純国産じゃないのはなぜ?
A :コストの問題。やろうと思えば、国内でも作れるよ。


Q11:日本のロケットの優れている所は?
A : 液酸、液水エンジン。LE5はアメリカが興味をもってる。


Q12:有人はいつやるの?
A :未定。水素や固体ロケットは危険性が大きいから、別の推進薬で飛ばす事も検討して行きたい。


Q13:知的生命隊はいるの?(←この質問も結構多いよね)
A :ドレイク方程式って言うのがあって、電波で探しているよ。
いるんじゃないかな。


[10分休憩]
2部につづく...