レッドムーン・ショック
読了
- 作者: マシューブレジンスキー,Matthew Brzezinski,野中香方子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2009/01
- メディア: 単行本
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長かったし難しい名前ばっかり出てくるので「あれ?この人誰だっけ?」
となって読みづらい所があったが、最初に主な登場人物が一覧になってて助かった。
ドイツのV2を回収してからR7、スプートニク、ジュピターCへと続く政治ドラマが
緊張感をもって書かれていて手に汗握った。
多くの犠牲の上に成り立っているんだと訴えてくる。
特に冷戦のぎりぎり感が伝わって来て、非常に恐ろしく感じた。
アイゼンハワー大統領の決断は正しかったのか難しい所だが、時代の流れを読む難しさが伝わってくる。
ソ連を見下してたアメリカのスプートニクショックの様子を読んで、
日本もスプートニクショックとまでは行かなくとも、他国を見下していると
足下をすくわれるぞ。